この記事は引っ越しをした際、隣近所への挨拶はすべきかどうか迷っている方に対し、私自身の見解から一方的にアドバイスをする内容になっております。
あまり役に立たないかもしれないが、そんな考え方もあるんだなふーんくらいに気軽に読んで頂ければ何よりである。
【結論】引っ越し先の挨拶はした方が無難
「礼儀だから」とか「伝統だから」だとか「人として当たり前だから」などと形式ばったことを言うつもりはない。
した方が得だと思うから。
ザイオンス効果(単純接触効果)と呼ばれる心理現象がある。同じ人に会う回数は増せば増すほど、その人に対する好感度は上がっていくというもの。
思い当たる節は皆あるだろう。言葉を交わしたことがたった一度でもある、それだけで安心感を多少を抱くものだ。場の空気も和やかになる。
あまりに不潔な人間なら例外だろう。しかし最初の一度でも挨拶をしておいた方が、その後その場所で生活をしていくにあたって住みやすくなるであろうことは想像に難くない。
想像してみよう。
お隣が割とドタバタ騒がしい人だったとする。
- 全くの赤の他人である場合
- 挨拶や世間話できる間柄である場合
どちらかで印象や対応は変わってくるはず。
前者は「なんなんだあいつ」と無意味に苛立つこともあるだろう。
後者であれば「まあ多少は多めにみてあげようか」と寛容になれるかもしれない。
それほど人との触れ合いから生まれるパワーは凄いものだ。
そんなにお隣と顔を合わすこともなさそうな引越し先なら、挨拶なんて面倒になるのもわかる。
しかし言うても手間のかかることではない。ほんの二言三言交わすだけだ。
また無条件に「引っ越し時の挨拶は人として重要」と考える人が一定数いるのも確かだ。ならばまあしておくに越したことはないでしょ。
挨拶時は何を持参してどこへ配る?
持参物は以下が定番。
- タオル
- 洗剤
- お菓子
要は誰でも確実に使いそうなものがベター。
ただし賞味期限の短い食べ物などは避けよう。
ちなみに、私はいつもデパ地下などで500~1000円位のお菓子を買っている。
配る場所は両隣と真下と真上がベストだろう。会う可能性から考えると最低でもお隣だけは挨拶したいところ。
まとめ
江戸時代、引っ越しをした者が、安価な蕎麦を「細く長くお世話になります」という意味で隣近所に配る習慣があったそうだ。
進んで挨拶をする人がむしろ珍しくなった今日この頃。容易に他人と関わりたくないと思う気持ちもわかる。だからこそ人々は疑心暗鬼に陥り、ますます息苦しく世知がない世の中になっていく。やっぱりちょっと寂しいよね。
挨拶や声がけに防犯の効果ありという話。心理学的な観点から言っても認められることらしい。周りがみんな気兼ねなく話せるようなところだったら住みやすいだろうなと思う。
気恥ずかしいと思う気持ちはあるが、そうは言ってもほんの一時の恥。
別にどんな反応をされるかなんて考える必要はなく、時には一種の作業だと思ってこなせばよいのである。
何をされるかではなく、何をするか。どう思われるかではなく、どう思うか。