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『アラジン』アニメ版ネタバレ感想!万人が楽しめる良作【映画】

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1992年のアニメ映画『アラジン』の登場人物、アラジンとジャスミンのキスシーンのイラスト

1993年8月7日公開のディズニーアニメで”元祖”『アラジン』を鑑賞、ストーリーや感想をまとめた。30年近くも前の作品だが、万人にウケるキャッチーな内容でその完成度は色褪せず、今観ても十分に楽しめるだろう。是非、実写映画が公開されるこのタイミングに恋人と、家族と、あるいは一人でじっくり鑑賞してみてはいかがだろうか?

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『アラジン』作品情報

製作国 アメリカ
ジャンル ファンタジー、冒険
日本公開日 1993年8月7日
監督 ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
キャスト

スコット・ウェインガー(羽賀研二)
リンダ・ラーキン(麻生かほ里)
ロビン・ウィリアムズ(山寺宏一)
ジョナサン・フリーマン(宝田明)
※()内は日本語吹替

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『アラジン』登場人物

アラジン
1992年のアニメ映画『アラジン』の登場人物、アラジン

アグラバー城下町で暮らす貧しい青年。相棒の猿・アブーと盗みをしながらその日暮らしの生活を送る。イケメン(多分)。

ジャスミン
1992年のアニメ映画『アラジン』の登場人物、ジャスミン

アグラバーの王女。法により、王の選ぶ相手としか結婚できないという現状にうんざりしている。そして王宮内でしか生活したことがない。外の世界に焦がれる。美人。

ジーニー
1992年のアニメ映画『アラジン』の登場人物、ジーニー

魔法のランプの精。ランプを手にし、自分を呼び出した者を主人とし、みっつの願いを叶えてやらねばならない。自由の身になることを夢見るが、主人が願いを言わない限り、それは叶わない。

ジャファー
1992年のアニメ映画『アラジン』の登場人物、ジャファー

アグラバー王国の国務大臣だが、王となって国を支配することを目論む。相棒のオウム・イアーゴを従えている。絶対的な力を得るために魔法のランプを渇望している。

『アラジン』ストーリー

あらすじ:アラジンとジャスミンの出会い/ジャファーの野望

魔法使いジャファーは、王国を支配する為、魔法のランプを手に入れようと企て、それが眠る古代の洞窟を訪れる。しかしそこには「ダイヤの原石」に値する選ばれし者のみしか立ち入ることができないのだった。

砂漠の王国「アグラバー」城下町にて、貧しい青年アラジンは相棒の猿・アブーと協力して物を盗みながら生計を立てている。

アグラバーの王女・ジャスミンは、父である国王に、結婚相手を勝手に決めつけられる日々に辟易する。王宮から出たこともないジャスミンは外へ出て広い世界を見てみたいと夢見、密かに王宮からの脱出を試みる。

初めて塀の外に出て街へとやってきたジャスミンはひょんなことから泥棒と間違われてしまい、腕を切り落とされそうになる。そんな美しいジャスミンに一目惚れしたアラジンは彼女を助けて一緒に逃げる。何とか逃れた二人は惹かれ合い、恋に落ちる。

1992年のアニメ映画『アラジン』のワンシーン・アラジンとジャスミンが城下町で見つめあう

しかし新たな追手によってアラジンは捕らえられ、ジャスミンは王宮へ戻されてしまう。

アラジンは地下牢に囚われる。ジャファーは、彼が洞窟に入れる選ばれし者「ダイヤの原石」だと知り、自身も囚人に扮して地下牢に潜入、財宝が眠る洞窟があるから山分けしようとアラジンをそそのかして脱獄させ、洞窟へと案内する。

洞窟ではランプ以外の財宝には触れてはいけない。触れれば洞窟は怒り、侵入者を永遠に閉じ込めてしまうだろう。中に入るとメインキャラのひとり・魔法のじゅうたんが仲間になる。最奥にて魔法のランプを見つけ出すもアブーが他の財宝に目がくらんで触れてしまう。怒った洞窟は一行を永遠に閉じ込めようとする。魔法のじゅうたんによって脱出を試みるも、出口でジャファーによって突き落とされ、結局閉じ込められてしまう。

ジーニー登場!再びジャスミンの元へ

しかし魔法のランプから現れたジーニーによって脱出を遂げる。

1992年のアニメ映画『アラジン』のワンシーン・ジーニー登場

ジーニーはランプをこすった主人に対して何でも3つの願いを叶えるという精霊。恋愛で人の心を操ったり、死人を生き返らせたりする以外ならなんでもできるという。本人はランプの束縛から逃れて自由になりたがっている。それは主人が願わないと叶わない。アラジンはみっつめの願いで叶えてやると約束する。

1つ目の願いで一国の王子となったアラジンはジャスミンの花婿候補としてアグラバー王宮を訪れる。しかし、身分の高さをひけらかして図に乗るアラジンをジャスミンは嫌う(街で会ったアラジンとは気づいてない)。夜になって改めてアラジンはジャスミンの部屋を訪れて言う「僕を信じて」と。その言葉にかつて城下町であったアラジンの面影を見たジャスミンは彼に連れられ、魔法のじゅうたんに一緒に乗って外の広い世界を眺めて回る。そしてアラジンであることがバレてしまうも再び一緒になることに成功する。

1992年のアニメ映画『アラジン』のワンシーン・アラジンとジャスミンが夜空を飛ぶ

その後、ジャファーの策略によってアラジンは捕らえられて海に沈められるも、ジーニーにより、2つ目の願いを使って助けられる。更に王をそそのかしたジャファーを追い詰め、逆に追放することに成功する。ジーニーに助けられてばかりでひとりでは何も成し遂げられないとアラジンは葛藤する。自分ひとりじゃ何もできない、だからジーニーを自由にはできないと言い、決裂する両者。そこへイアーゴによって魔法のランプを取られてしまう。

ジャファーの逆襲

ランプをこすり、新たなジーニーの主人となったジャファーは、1つ目の願いでアグラバーを支配する王となり、2つ目の願いで最強の大魔法使いになる。そして王を追放し、ジャスミンを妃にしようとする。アラジンは密かに王宮に忍び込み、ジャスミンを助け出そうとするも強大な力を得たジャファーには敵わない。そこでアラジンはジャファーをそそのかし、どんなに強がってもジーニーには敵わないと言い放つ。ジャファーはさらなるパワーを求め、3つ目の願いでジーニーにしろと言う。

1992年のアニメ映画『アラジン』のワンシーン・ジャファーがジーニーと化す

決着/エンディング

ランプの精霊となり宇宙に轟く力を手に入れたジャファーだがすかさずランプに閉じ込めることに成功するアラジン。ランプの掟によって悪を打ち砕くことに成功したのだ。

かくして再び平和が戻り、アラジンは3つ目の願いで再び王子に戻るのではなく、ジーニーを自由にする。もう嘘を付くことは止め、ありのままの自分で有り続けることを選んだのだ。王は国の掟を変え、王女の夫は本人の選ぶ相手にすることを決める。結ばれた二人、そしてエンディング。

こっから感想だよ!と伝える画像

『アラジン』感想

キャッチーなストーリー

ストーリーはいたって単純明快、しかしキャッチーで万人受けする内容という印象。「身分違いの恋」は昔から確立された王道テーマだと思うが、エリマキは真っ先に『タイタニック』『ロミオとジュリエット』が思い浮かんだ。そして「イケメン」「美女」「悪者」「面白キャラ」と役割がはっきりとわかれていてわかりやすい。隙のない構図だ。

必要最小限のキャラ説明

例えば魔法の絨毯とは何者なのか?何で彼は洞窟に眠っていたのか?何故アラジン達についてきたのか?
ジーニーとは何者なのか?ランプの掟を破るとどうなるのか?自由になった後も強大な力を持ったままなのか?
などなど、凡用な脚本であれば本来練り過ぎるべきではない部分まで時間を割いてしまいそうになるが、あくまで最重要ではない設定には深く切り込まない。観る者に違和感を抱かせない程度に登場人物の説明は抑え、作品をシンプルにかつストレートに仕上げている。確かにキャラクターの設定は深ければ深いほど、魅力も増すのは確かだと思う。しかし劇中で表現せねばならない部分は限られ、その尺を増やしすぎると観客にとってはノイズになってしまうだろう。その「理解させる」ラインと「ノイズになってしまう」ラインの塩梅がディズニーはいつも絶妙だ

ストーリーとキャラクター、どちらが重要?

キャラクターはストーリーよりも大切であるとしばしば言われることがあるが、その理論を顕著にあらわしている作品じゃないだろうか?
メインとなる3キャラ、アラジン、ジャスミン、ジャファーだけでもストーリーは成立するだろう。しかしそこにジーニーがいて魔法のじゅうたんがいてアブーがいてイアーゴがいる。
魔法のじゅうたんに感情豊かな意思を持たせるというアイデアがそもそも大変秀逸だ。彼はただ空を飛んでアラジンやジャスミンを運んでいるだけでもストーリー的には成立するのだ。誰が敷物をキャラたらしめようとなどするだろうか?その発想が素晴らしい。
そしてジーニーという強烈なサブキャラである。彼が作品をここまで魅力ある作品に昇華している要因のひとつであることは明白だ。エリマキも幼い時に初めて観たこの映画の何が印象にのこっているかと言えば、アラジンでもジャスミンでもなく、ジーニーだ。他の多くの人もそうだろう。現に実写版公開前の注目もアラジン役のイケメン・メナ・マスードでもジャスミン役の超絶美女・ナオミ・スコットでもなく、ウィル・スミス演じるジーニー一択。ジーニーのいない『アラジン』など、肉の入っていないカレーのようなものだ。やはりストーリーばかりではなく、個々のキャラクターをより魅力的にすることこそ重要なのだと気付かされる作品だ。

山ちゃんの表現力の凄まじさ

もう30年近く前から山ちゃんは山ちゃんだったのね。少しも今と見劣りする部分がなく、その求心力は半端ではない。当時は子供ながらにただただ面白いと思って見ていたけど、今になって観るとその表現力の凄まじさに圧倒されてしまう。七色どころか何十通りもの声色を操ると言われる彼だがこのアニメだけでも相当なパターンを披露している。どんな目の肥えた批評家でもねじ伏せることができるであろう、真の実力者・山寺宏一である。エリマキは基本的には映画は字幕で観たい派だが、吹替でもどうしても観たくなってしまう数少ない声優の一人だ。

終わりに/実写映画版は如何に?

予告を観た限りでの懸念だが、やはりアニメだと誇張して表現することで成り立っている部分が多分にある。ジーニーは破天荒で愛嬌のあるダイナミックな動きが、ジャファーは如何にも悪といった風貌や表情の動きが。しかし実写だと「誇張」という部分ではどうしてもパンチが弱い。特にジャファー役の俳優が悪者感に欠ける印象だ。そしてジーニーがこの作品の最大の魅力のひとつであることは感想で述べた通りだがここがネックになるだろう。実写で到底再現できそうもないこの破壊力抜群の個性を持つキャラをどう魅力的にみせるのか?そう考えれば演技派としてだけではなく、愛嬌やユーモアも持ち合わせているウィル・スミスの起用は最善の選択であるとは思う。しかし彼をもってしてもハードルが高いのは間違いない。そのポテンシャルに一縷の望みを懸けて、あとはただただ公開日を待つのみである。

追記(2019年6月8日)

実写版を鑑賞。こちらも素晴らしい出来でアニメ版を凌ぐ感動があった。詳しくは記事にしてあるので、良かったらご覧下さい。

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