2019年5月30日に公開した映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を鑑賞。迫力は凄いがそれは必ずしも秀逸なアクションとイコールではなく、陳腐なヒューマン・ドラマも気になったところ。その点を掘り下げて見所や残念だった点を書いた。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』作品情報
製作国 | アメリカ |
ジャンル | SF、怪獣もの |
日本公開日 | 2019年5月31日 |
監督 | マイケル・ドハティ |
キャスト | カイル・チャンドラー |
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』登場人物
怪獣
ゴジラ
| 背中からエネルギーをブーストさせて青白い光線を放つ。 ゴツい外見とは裏腹に割とすぐダウンする。そろそろパンチドランカーが心配になるレベルだ。 顎を鍛えるんだ!ゴジラ!! |
キングギドラ
| ゴジラのライバル。南極で氷漬けになって生きながらえているようだ。 戦闘時はかみなり光線を放つ。ピカチュウも真っ青だ。ピカ! |
モスラ | どちらかというとゴジラと同じく人間に友好的なポジションのようだ。 蛾のくせに愛らしい面構えをしている。戦闘時はその鋭い牙だか爪だかで相手を引き裂く。そう、美しい薔薇には鋭いトゲがあるもの。なめてかかると血をみるわよ! |
ラドン
| 火山に眠る空とぶ怪獣。ギドラとタッグを組んでゴジラに襲いかかる。ほぼプテラノドン!羽ばっさー! |
人物
マーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)
| 動物学者で元モナーク所属。息子のアンドリューがゴジラの犠牲になったことから激しく怪獣を憎む。怪獣をコントロールする装置である「オルカ」を発明した経緯がある。ゴジラ恐怖症おじさん。 |
エマ・ラッセル(ヴェラ・ファーミガ)
| モナーク所属研究者で、怪獣は人間の所業悪行を浄化する存在だと捉え、敵対ではなく、共存を模索している。夫の開発した「オルカ」を改良し、モスラと交信を試みる。娘のマディソンと共に過ごしている。 |
マディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)
| マークとエマとの間にできた女子。中学生くらいだろうか。肝の座った女の子。 |
芹沢猪四郎博士(渡辺謙)
| モナークの実質的リーダー。怪獣に友好的なスタンスで共存を望んでいる。ゴジラに特別な愛着があるようだ。それはさておき謙さん英語だいぶ流暢になったな。 |
アイリーン・チェン博士/アイリーン・リン博士(チャン・ツィイー)
| モナークの研究者。中国の神話や伝承から怪獣の正体を探っている。ていうかチャン・ツィイーもう40歳か。でも全然見た目変わらないな。かわいいぞ!ヒュー! |
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』あらすじ
ゴジラをはじめ、世界各地に大怪獣が点在していることが前作で世界に知れ渡ってしまったようだ。怪獣の管轄を任されているとされる組織「モナーク」はその対応について世界中から批判をされていた。
モナーク所属のエマはモスラとの交信を試みるも、怪獣を悪用せんとするテロリストに娘共々捕らえられてしまい、怪獣復活の為に利用されようとしていた。「モンスター・ゼロ」ことキングギドラを復活させるべく、南極へ向かう一行なのであった。
モナークの芹沢猪四郎博士はエマの夫マークと共に、囚われたエマやマディソンを救出すべく、南極へ向かう。
南極にて、役者はそろった。銃撃戦などでごちゃごちゃになり、どさくさにまぎれてエマがキングギドラを復活させるべく、凍り付けになっている壁を爆破。キングギドラが目覚める!
そしてそれに呼応するようにゴジラが出現、宿命の闘いが今、再び始まる!
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想
ど迫力の映像!
映像は文句なしに凄い!特にIMAXで鑑賞すればぶっ飛ぶこと間違いなし!IMAX一択!お近くにIMAX劇場がなければせめて映画館で上映している間に鑑賞を!
アクションとしてのクオリティ
映像は凄いし迫力も半端ない!しかしそれだけ!緊張感の煽り方が秀逸なわけでもない。ピンチの演出が雑!(割と安易にゴジラが倒れる)ただただ巨大怪獣達が延々と殺りあっている、それだけ!マジでそれだけの映画!
戦闘シーンの尺
戦闘シーンの尺が全編にわたってたくさんあるかと言うとそうでもないのがまた難点。中盤、人間達のやり取りがメインとなるのがちょいとうんざり。間延びしない程度にはバトルシーンをぶっこんでほしかった。
人間模様は?
ストーリーの主軸となっているのが、マークとエマ、そしてその娘のマディソンの人間模様なのだが、これがなかなか茶番じみていて見るに堪えない!ただ感動を煽る為、安易に誰かを陥れようとする、こう感じさせるのは残念なシナリオの一要素と言わざるを得ない・・・!もちろんそう感じるかどうかも人それぞれだが、この作品における人間模様の粗雑さは相当だ!アルマゲドン認定!
終わりに
ヒューマンドラマなぞどうでもよい。血湧き肉躍る怪獣達の男祭りをみにきたのだ。祭りじゃ祭りぃ~!!という方にはどストライクな作品だろう。ゴジラが好きで最先端VFXで怪獣達が躍動する姿を見られるだけで幸せなの・・・という方にはガチでおすすめ!
ちょっと毛色は違うけど、モンスターの派手なバトルアクション要素があるという意味ではこちらもおすすめ。
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