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人が倒れた時の対応・最低限は覚えよう心肺蘇生法7つの手順

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AEDを持つ救急隊員

あなたは眼の前で人が倒れた時、適切に対処できるだろうか?救急車が現場に到着するまで遅くとも10分かかり、心停止した人の命運はその10分の対応で決まることが往々にしてある。我々一般市民が最低限踏まえておくべき「一時救命措置」についてまとめた。

全体の流れ

心肺蘇生の流れ

1:状況確認

二次災害の危険がないか周囲の状況を確認。

例えばこれが交通事故で発生したのであれば後続の車が突っ込んでこないか等。

2:反応確認

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傷病者の肩(両肩を交互に)軽く叩きながら耳元で「大丈夫ですか!?」と大声で呼びかける。

  • 反応があれば傷病者の訴えに注意し、必要な応急手当を行う

  • なければ次のステップへ

  • けいれんしていたら反応なしと判断

3:助けを呼ぶ

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大声で助けを求める。

具体的に相手を指名、指示する。↓↓

「あなたは119番通報して!そこのあなたはAEDを持ってきて!」など

周りに誰もいなければ自分で119番し、AEDが近くにあると判断できれば取りに行く。

※AEDは公共施設(医療施設・駅・スポーツセンターなど)等多くの場所に設置されている。下記リンクで確認できるので参考にされたし。

参考:日本全国AEDマップ

4:呼吸の確認

目視で10秒以内に胸や腹部の動きを見て判断する。

  • 普段どおりの呼吸を確認できれば様子を見ながら救急隊の到着を待つ。
  • 普段どおりの呼吸がない、不自然な呼吸(※死戦期呼吸)が見られる、もしくは判断できなかったり自信がなければ直ちに胸骨圧迫を開始。

5:胸骨圧迫

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胸の真ん中(胸骨の下半分)を重ねた両手で強く圧迫する。↓↓

5~6cm沈むように100~120回/分の速さで。

胸骨が折れてしまっても構わない(←命に別状はほぼない)のでためらわず力強く。

予想以上に疲弊するので周りに人がいれば必ず協力してもらう。

  • 1分おきに交代
  • 秒数を数えてもらい、それに合わせて圧迫

6:人工呼吸 ※可能であれば

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訓練を積んでいれば実施

  • 胸骨圧迫30回 → 人工呼吸2回 のサイクルを繰り返す。

  • 一度に吐く息の量:約1秒で胸が上がるのが見える程度

  • 訓練をしていない、もしくは吐瀉物や出血等で感染の危険があれば胸骨圧迫のみ続ける。

7:AEDを確保できたら

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基本的にはAEDの音声ガイダンスに従う。

電源を入れ、電極パッドをつける。つける位置は電極パッド自体に図が記載されている。

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※もし傷病者の体が濡れていたら拭き取ってからつける。

心電図解析中は傷病者に触れない。

誰も傷病者に触れていないことを確認してショックボタンを押す。

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  • その後、直ちに胸骨圧迫を再開(AEDはそのままで電源もつけっぱなし)←時間を空けない
  • 約2分ほどでAEDが自動的に心電図解析を行うので、以後は音声メッセージに従う。
  • 救急隊到着まで、もしくは傷病者から何らかの応答、目的ある仕草が見られない限りは、心肺蘇生→AEDの手順を繰り返す。

まとめ

特に覚えにくい回数など中心に最後にもう一度まとめた。

胸骨圧迫30回

  • 位置:胸の真ん中(胸骨の下半分)
  • 方法:両手で垂直に(小児:両手又は片手、乳児:指2本)
  • 深さ:約5cm(小児、乳児は胸の約3分の1)
  • 速さ:100~120回/分

人工呼吸2回

  • 量 :胸の上がるのを確認できる程度
  • 時間:約1秒
  • 回数:2回

貴方の周辺で突然、人が倒れたら適切に行動できるだろうか?

うろたえてしまう人が多いのではないか?

救急車は通報して到着まで平均して約9分かかる。倒れた人が心停止ならば、その9分間、周辺にいる人の行動いかんで命運が分かれる

人は必要に迫られぬ限り、なかなか覚えようという気にならないものだが、万が一でも現場に遭遇すれば、わからないではすまない人命救助の知識。

この記事ではあくまで最低限の手順のみの紹介なので、より詳しいガイダンスを読み、是非講習を受けるなどしてより詳しい知識を身に着けよう。

参考にした資料のリンク

総務省消防庁:救命処置の手順

東京消防庁:心肺蘇生の手順

一次救命処置: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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